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オリジナル脚本『きみのいない世界』カット割

  • 執筆者の写真: 昌俊 和田
    昌俊 和田
  • 3月28日
  • 読了時間: 4分

『きみのいない世界』カット割りプラン(別パターン/狭いワンルーム+悠人をカッコよく演出)


【シーン1:プロローグ】

状況:部屋で向き合う悠人と美桜。美桜の表情は曇っている。

カット①(ローアングル/悠人の横顔)

  • 悠人「好きだ」


    悠人の横顔をローアングルで映し、男らしさを強調。


    窓から差し込む自然光を使って、顔の輪郭にハイライトを入れ、力強い印象に。

カット②(クローズアップ/美桜の目元)

  • 美桜「ありがと」


    伏し目がちで視線を逸らす美桜の目元を映す。


    瞳の揺れや細かな表情で動揺を演出。


【シーン2:別れ話】

カット③(ミディアムショット/二人の距離感を捉える)

  • 悠人「どうしたんだよ」

  • 美桜「別れよ」


    二人の間に微妙な距離感を作ることで、心の隔たりを演出。


    背景は少し暗くすることで、二人の対比を際立たせる。

カット④(バストショット/悠人が驚く表情)

  • 悠人「は?」


    悠人の困惑した表情をクローズアップで映し、動揺を表現。


    瞳の揺れと唇の震えを捉えることで切なさを引き出す。


【シーン3:拒絶と混乱】

カット⑤(クローズアップ/美桜が悠人の手を振り払う)

  • 美桜「触らないで」


    美桜が手を振り払う瞬間をスローモーションで撮影。


    悠人の手がわずかに空を切る様子をアップで映し、彼の寂しさを強調。

カット⑥(ローアングル/悠人の指輪を持つ手)

  • 悠人「おれ、これからのこと真剣に考えてる」


    指輪を持つ手元をローアングルで映す。


    指にギュッと力が入る演技を入れ、彼の本気度を表現。


【シーン4:プロポーズと戸惑い】

カット⑦(ミディアムショット/美桜が目を見開く)

  • 悠人「結婚しよう」


    美桜が驚く表情をスローモーションで映す。


    わずかに涙ぐむ目元にフォーカスし、彼女の葛藤を強調。

カット⑧(オーバーショルダーショット/悠人越しに美桜)

  • 美桜「バカじゃないの」


    悠人の肩越しに美桜の冷たい視線を映す。


    悠人の背中の広さを見せることで、彼の頼もしさと孤独感を同時に演出。


【シーン5:告白】

カット⑨(クローズアップ/美桜の涙)

  • 美桜「エイズ。昨日元カレから連絡きた」


    美桜の涙が頬を伝う瞬間をアップで映す。


    頬に流れる涙と震える唇で悲痛さを演出。

カット⑩(リアクションショット/悠人の表情)

  • 悠人「……え?」


    悠人の表情をフリーズ気味に映し、動揺を際立たせる。


    ゆっくり瞬きをする仕草で彼の混乱とショックを表現。


【シーン6:愛の決意】

カット⑪(バストショット/悠人が美桜の手を握る)

  • 悠人「きっと乗り越えられるよ」


    悠人が美桜の手をしっかり握る様子を映す。


    握りしめる手に少し震えが見えると、彼の不安と決意が同時に伝わる。

カット⑫(クローズアップ/美桜の涙ぐむ目)

  • 美桜「簡単に言わないで」


    美桜の涙をアップで映し、視線を彷徨わせる。


    わずかに目を伏せる仕草で、心の葛藤を表現。


【シーン7:別れの寸前】

カット⑬(ローアングル/悠人が美桜の腕をつかむ)

  • 悠人「行くな」


    悠人が腕をつかむ瞬間をローアングルで映す。


    男らしい手の大きさと力強さを際立たせる。

カット⑭(クローズアップ/美桜の顔)

  • 美桜「やめてよ!」


    涙を流しながら必死で拒む美桜の顔をアップで映す。


    頬が紅潮する演技で感情の高ぶりを表現。


【シーン8:クライマックス】

カット⑮(ミディアムショット/悠人が美桜を抱きしめる)

  • 美桜「もう離れてあげない」


    悠人が静かに抱き寄せるシーンをミディアムショットで映す。


    背景は少し暗くし、二人のシルエットを際立たせる。

カット⑯(クローズアップ/悠人の涙)

  • 悠人「もう離さない」


    悠人の涙がゆっくりと流れる瞬間をスローモーションで映す。


    光を逆光気味にして涙がキラッと光るように演出。


演出ポイント

  • 狭い空間を活かす工夫:

    • 広角で撮るよりも、顔や手元などをクローズアップで撮影し、表情にフォーカス。

    • ローアングルと逆光で悠人を男らしく見せる。

  • 悠人をカッコよく演出する工夫:

    • 手を握るシーンや指輪を差し出すカットで、決意と男らしさを強調。

    • 光と影を使い分けて、表情にドラマ性を持たせる。

 
 
 

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